映画『来る』(原作 澤村伊知『ぼぎわんが、来る』)を観た感想。似た作品もご紹介。
動画配信サービスAmazonプライムで映画『来る』(原作 澤村伊知『ぼぎわんが、来る』)を観たのでレビューしたいと思います。
料金
『来る』は記事作成時アマゾンプライムで見放題でした。
僕はU-NEXTも使っているのですがこちらでは配信されていなかったので待望していた作品のひとつです!
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あらすじ・見どころ
正直僕は近年のJホラーで一番面白かったです。
池田エライザ主演の『貞子』。
主演北原里英の『としまえん』。
ラストアイドル主演の『がっこうぐらし!』。
近年はけっこうホラー作品も多かったように思いますが、”古き良き邦画ホラー”感はあまり無かったかなと思います。
『来る』の見どころは最近見ていなかった忍びよる「Jホラー感」に、「人が怖い」系のホラーの良さも持ち合わせ、更に終盤のスケールの大きさ。各キャラの絆や人間関係、感情のすれ違いなど見どころが多かったですね。
三部作のような仕上がり
この映画は3つの章に別れていると言えます。
1.イクメンの会社員(妻夫木聡)
2.その妻(黒木華)
3.何でも屋(岡田准一)
1.イクメンの会社員(妻夫木聡)
美人の妻に、可愛い娘。意識高い系のイクメンブログを運営。
絵にかいたような幸せな家庭ですが、身の回りに起きる怪奇現象から友人(民俗学の准教授)に相談。何でも屋でオカルトライターの顔も持つ野崎(岡田准一)に相談をします。
2.その妻(黒木華)
周囲や夫に起こった事で彼女の生活は一変。しかし、彼女にも悩みや隠し事がたくさんありました。
序盤では従順な妻。夫も”良い旦那さん”という感じでしたが・・・
3.何でも屋野崎(岡田准一)
過去に遺恨を持つ野崎は一連の事件をキャバ嬢で除霊の知識もあるマコト(小松菜奈)に相談します。
そして夫婦の一人娘、チサ(志田愛珠)を救うために目の前の出来事や過去の記憶、マコトの関係と向き合っていきます。
時系列は1~2~3なのですが、それぞれが過去を振り返ったりするのでキャラクターの見方や裏側がどんどん明らかになっていき、驚きがあります。
この辺が「人が怖い系のホラー要素もある」と言った理由ですね。
ラストについて
終盤の展開については賛否あると思いますが、僕はチセに降りかかっていた脅威がなくなった!?と感じることができて面白かったです。(それにしてもやり過ぎ感はありますがwwオムライスww)
結局除霊はどうなった?とか結局アレはなんだったのか??
なぜ民俗学研究の津田はそこまでこの夫婦にこだわったのか??
などスッキリしない部分はあります。
ただ!「それ」をはっきりと表に出さずに最後まで「恐怖」そのものを描き切った挑戦が良かったです。
髪の長い不気味な女『リング 貞子』。
不気味な声と歩き方『呪怨 伽椰子』。
古きJホラー映画でも彼女らはその姿をしっかりと映しだし、恐怖の対象となります。
『来る』は直接的な恐怖の象徴を出すことなく、恐怖に駆られる人々の描写のみで恐怖自体を描いた稀有な作品と言えるのではないでしょうか。
ここ最近の技術なら、どんな「怖い化け物」でもある程度表現できたはずですから。
久々に映画を観て原作小説をポチりました。それくらい面白かったです!!
似た作品
似た作品を挙げるのが難しいですが、終盤の除霊師を集める展開は『貞子vs伽椰子』を思い浮かべましたし、人が怖い系のホラーなら『トリハダ 劇場版(1,2あり)』がおすすめです。
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